• 目印の変化
       一番良く知られているのが目印での釣法です。その目印に現れる変化を目で見て合わせます。
    • 走り
       小さなチヌ、スレていないチヌ、スレで掛かったチヌ、エサを喰っているときに変に大きな波が突然来た等々、の場合に目印が一気に走ります。波の出入りしているスリット等で波の影響で同じように目印が走るときもありますが、こんなものは誰でも判別でき、アタリとしては、一番よく分かります。
       落ちていくスピードが「少し早くなる」と言う走りもあります。綱氏曰く「10km/sが11km/sになったような」、中村氏曰く「ス・スーッと」。この場合、たいてい角度が変わって落ちていきます。
    • 角度の変化
       ほとんどの場合、「走り」で書いたスピードの変化を伴います。目印を上から見ていると、鋭角的に落ちていく角度が変わったりすることもあります。チヌがエサを喰ったままどこかへ泳いでいこうとしているので、水平及び垂直の両方向で角度が変わっていますが、水平方向は見ていてすぐに分かります。垂直方向に変わる場合は分かりにくいのですが、海面下で見えなくなる寸前のものから2〜3個分の目印全体を目で追いかけていれば分かるはずです。また私の経験の中では、手返しを良くするために重めの錘を使っているときに、目印が逆に遅くなるアタリも何度かありました。
    • 止まり
       現在もっとも良く見られるアタリです。波の合間に止まって見える場合がありますが、そんな時は次の波でまた沈みます。チヌの居喰いの場合は、完全にピタッと止まります。イガイの層等に引っかかっても同じようにビタッと止まります。速めに落としていると、止まる瞬間目印の糸がよれて、目印の間隔がすべて一瞬短くなる場合もあります(イガイの層に引っかかってもそうなることがあります)。食い上げた場合、沈んだ目印が浮いてくることもあります(海の中で揺れている海藻に引っかかってもそうなりますが)。チヌの前アタリがあった上での止まりなら即あわせです
       前アタリが分からなければ、判別のために一旦きいても構いません。しかしこの場合、即合わせができるよう心の準備をした上できくものです。と言うより合わせるつもりできくと良いでしょう(「合わせるつもりのきき方」と言う行為・感覚が、経験の無い人にはたぶん難しい)。でないと一瞬あわせが遅れてスバリになってしまいます。
    • ゆれ
       言葉ではなかなか説明できません。上記の3つやその組み合わせは考える余裕がありますが、「ゆれ」の場合、私の少ない経験でも、やはり経験がものを言うようで、考える余裕無く手が勝手に合わせてしまっています。前アタリの場合もありますし、喰って吐き出そうとしたら口の中に引っかかって吐き出せずに焦っている場合(?)、ちょっぴり喰わえて喰うか喰わないか悩んでいる場合(?)もあるのでしょう。
       いづれにしても、目印が、波やゴミ等に引っかかったときとは違った、確かに生き物が仕掛けに対して何かしているような動きをする場合を総称して私は勝手に「ゆれ」と呼んでいます。「ん、今ゆれたのかな?」と思い(と言うことは手が動いていない)、ソッとエサを上げるとイガイやカニがグシャグシャだったり・・・。
    • その他
       上記のものを組み合わせたようなアタリもあります。「波のせいでなく止まった直後にちょっと早めに落ちだした」り、それが繰り返されたり。「"ゆれ"たのかな?合わせられなかった」と思ったとたんに「走り」や「止まり」が来たり。
  • 目印以外のアタリ
       要は脈釣りです。
    • 竿先の変化
       主に底で探っている時、糸は「張らず緩めず」で、「きいては底取り」を繰り返しています。そんな時に竿先がグッと押さえ込まれるような場合があります。手元に来る"音"と両方に気を使いながらアタリを取ります。
    • 糸フケ
       目印を使っていないときはもちろん、目印を使っていても目印が沈みきってさらに沈めていきたい時に糸フケが均一になるようにしながら落としていきます。この時に糸がフケたり、張ったりするとアタリです。なかなか難しいアタリの取り方ですが、私自身を振り返ってみると、アタる時には手元にも何らかの「音」が伝わってきますので、どちらかと言うと「手元に来る"音"」で、私はアタリを取っています。
    • 手元に来る"音"
       やはり主に底で探って糸は「張らず緩めず」でいる時、リールを持つ手元に直接「ガッ」とか「カツッ」とか「ビッ」とか音が伝わってきます。基本的には竿先の変化を目で見ながら、手元にも注意しています。前打ちの場合は、竿先を見ず手元だけでもほぼアタリを取れるので、私はカニを底からはがす時を除いて、ほとんど風景を見たり釣り場自体の観察などをしながら手のひらの感覚だけで釣りをしています。



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