かなり行きたがっていた様子の竹田君。でも「夕方までには大阪へ戻りたい」と言う希望にそえるとは限らず却下。ようやく二人目の子供が生まれて釣行許可の出た名人の「暗いほうが釣れる気がする」との強い要望で、以前のT市釣行を思い出す午前0時に摩耶集合。行きはいつもの事ながら盛り上がり、「名人:僕が行ってもちゃんと晴れるでしょう。やっぱり雨男は道正さんやで」「Hed:誰か竹田君に電話したら?」「Tom:今年3回目の釣りですワ、正月1回、夏1回と今回」「博士:3度目の正直でお土産を持って帰ると、家族に言うて来た。昼間はまた温泉に行きたい」云々ワイワイ言いながら休憩も無しで○○○屋へ直行して活アジを40匹仕入れる。思案の結果、釣り開始場所は一番実績があって、垂直ケーソンもあり比較的安全なカラムーチョPに決定。
T市の時でも着いたら1〜2時間ほど寝ていたのに、今回は全員気合が入っていて到着した2時半頃からいきなり全員そそくさと用意開始。すると名人が「あっヤエンケースを忘れた」と深夜の咆哮。ヤマシタを始め今日のために何本もヤエンを買ったらしいが、車からの積み替えの際に忘れたようだ。ヤエン釣りで一番のキーとなるのはもちろんヤエンなのだが、納竿日に先が思いやられること・・・。ま、誰かに借りれば良いだけなので皆はそんなことは無視して釣り開始。最初に準備完了の私は気合が入りすぎて1投目はアジだけ飛んで行き結局最後・・・。晴れていて風も無く釣りには最高だ。しかしながら経験の無いくらいのド干潮でアタリも無く「あ〜星がむっちゃ一杯で綺麗だ!あっ流れ星。しまった!願い事をし損ねた。また流れるかな? 小熊座流星群はどっちだ? オリオン座の四角の中に何個星があるんだ?」などとアタリの無い時間を空を見て過ごす。
最初にアタリがあったのはTomさんのようだったが、最初に取ったのは私。アジの動きが止まって「何かおかしい」とそろそろ巻いてきて、引かないが取りあえずヤマシタヤエン小を発射。真っ暗で良く見えない中、アジがキラリと見えてきた。一切引かないが念のためタモを入れてタモ上にアジを寄せてきて掬ってみる。縮めてきたタモを覗くと15cmほどのイカが入っている。たぶんヤエンは掛かっていなかったように思うが、思わずニコッとする私。博士が「乗ったようなのでヤエンを入れる」と言うので竿を借りて確認すると何か違う。引っかかっているのを外すために博士が竿をあおるとアジが戻ってきた。頭はかじられていないのに顔、腹、背中はボロボロ。たぶんウツボでしょう、ヤエンを無くさなくて良かったね。私の竿もアジのピクピクが止まったので竿を持ち、しばらくして利いてみたら軽すぎる。何とハリ上から切られていた。何これ? 何時の間に切られたの?
その後、垂直に行った博士。「ダメだった」と明るくなってから戻ってきてすぐに当たった。でも根ズレでバラし。Tomさんも名人もアタっても取れないらしい。また、彼らの付近にはウツボがかなりいるようだとのこと。7時頃に私に3度目のアタリがある。ただ、イカは勝手に寄ってきていて目の前にいる。垂直に近いヤエン入れは半分くらいの確立で取っているのだが、今回はイカが尻から浮いてきてアジのところにヤマシタヤエン小がハリ側を下に向けて垂直に立ち、ハリはイカに掛かっていない。糸を緩めるとさらにイカは浮いてきてヤエンは下を向いたまま糸を緩めた分だけ沈む。「こんなん絶対にハリ掛かりせぇへんやん」。仕方が無いので糸を張ってエイッとアジをひっくり返すようにヤエンを躍らせる、とヤエンが横に向いた。タモの上にイカを誘導するが中途半端な位置なのでもう一度やり直そうとしたとたんイカがピュッと逃げて行った! ちゃんと掛かっていなかったのだ。中途半端でも取りあえず掬っておけば良かったと思っても後の祭りでちゃんちゃん。
その後アタリ無く、テトラ上で寝てしまった。多少風が冷たいがフードをしていると暑いくらいの日和。「僕、こんなに釣り日和の釣りは久しぶりや」とTomさんが言う。そりゃそうでしょう、釣りは今年正月と夏に一回づつだけなんでしょ。7時半頃移動しようと思っていたのに竹田君からの電話で気が付くと9時。皆に声をかけ再度○○○屋で活アジを20匹仕入れてイカ色T川さんPへ向かうと、とにかく釣り日和で小波止は一杯の人人人。「せっかく来たので1匹分だけやってみて、あかんかったら温泉?」とその中に無理無理入れてもらって午前の第二部を開始。
アジやバリコ釣りの中、穴釣り士のジイちゃんが「朝からヤエンやっとったけど全然アカンかったワ」らしい。30分ほど経ってそろそろ退散かと思っていたら周りがヤケに騒がしい。博士がイカを掛けたようだ。ギャラリーが一斉に集まっている。結構やり取りをしていたが最後は潜られて根ズレ。でも「昼は温泉に行きたい」と一番思っていたはずの博士がやる気になってしまった。そうしたらこっちにもアタリ。これもほとんど垂直だったが今回はヤマシタヤエン小がイカに掛かかり、イカが手前のテトラの陰に逃げ込んだ。竿のやりとり空しくヤエンがアジごとテトラに掛かってしまった。イカは知らないうちにハリから外れて1mほど前で浮いた状態のまま(たぶん)アジを見ている。こちらはヤエンをテトラから外そうと竿をあおる。と、ハリがアジから外れてヤエンからも抜けた。ヤエンはロストしたもののハリはセーフ。次の波でアジがテトラから離れたとたん、イカがピュッとアジを抱いて沖へスィ〜と行ってしまった。エサだけあげてしまった・・・
この時間帯からTomさんも名人もアタリ出し、穴釣りジイちゃんまでまたアジを投げ込む始末。そして次は名人に来た。ちっちゃい。かつヤエンが掛かっていない。「追いはぎ君」じゃなくて「ダメ出し君」じゃなくて「ダメ押し君」を発射。「Tom:あっ、足一本だけ掛かった。ギャフよりタモのんがエエんちゃう?」。で、イカプロのTomさんがタモ係り。尻から追いかけるが、ぎりぎりのところで逃げられた。ま、名人にはヤエンのハリガカリ状況も見えていなかったようだし仕方の無いところか。次に博士に来た。今度こその博士はTomさんのアドバイスもあり、記念の初あおりをようやくゲット。良かった。これで何時でも帰れるなぁ。そして最後のアジでTomさんに大きそうなのが来た。ストロークが違う。いつもの自作のヤエンが威力を発揮し胴長25cmくらいのを上げ、一名を除いてまぁまぁ満足して第二部が終了。
14時過ぎになっていたので「温泉はともかくゆっくり昼飯でも」と言うと、若干1名が「いや○○○屋で活アジを買う時についでに食べるものを買って、すぐに第三部に行きましょう」との威勢の良い言葉。博士だけ「皆さんタフですねぇ、修行僧みたい」。そうあおり修行なのです。それも含めて皆から反論は無いのでそのまま第三部へ突入。
ここで最初に乗ったのはTomさん。ただ「何やこの横走りは? 何かヘンやけど!」と叫んでいる。そこへ料金徴収のおばちゃんが来る。「ちょっと待ってよ、払うから。やりとりしてるのん分かるやろ」とTomさん。おばちゃんの掛け声に励まされ?ガッチリとヤエンに掛かって上がってきたのは40cmはある黒エソ。次に乗ったのは私。ただ、夜に備えてケミを着けていた穂先に糸が絡んでアッと言う間に穂先が折れ、そこに見えていたイカもさようなら。ん〜っ悔しい。
そして予備の1号竿に替えてすぐに根ガカリ。何度か根ガカリしている辺りだったがこの時には少しづつ浮いてくる。浮いた後のジェット噴射があるにはあるが重たくてそんなに急なものではなく「?」。リールを巻いていると、真っ暗な中少し沖で「プシュッ」。「おおっ乗っている」と言う訳でヤエン投入。何とか掛かったようだがヘッドライトが少し弱っていて良く見えない。タモのところに来たように見えたが獲物がタモを通り過ぎてテトラの中へ入ったような気もする。見に来ていたTomさんにも聞きながら、「ま、いいや」と適当に掬うと何とかタモに入ったようだ。が、タモの中の「下足」がヘン。よく見ると「タコ」だった。テトラ帯で良く張り付かせずに釣ったモンだと我ながら感心。しかし明石でのエギングやカレイの投げで良くタコを釣る自分がおかしくなってくる。落とし込みの細糸でタコを釣った竹田君と言う人もいたなぁ。小社長がまた笑うんやろなぁ。
波止の先端に行った博士が戻ってきて「乗ったけどタモ入れに失敗した。Tomさんのと同じくらいの大きさやった」とのこと。私は竹田君と来たときの最初の場所へ行き即座にイカが乗る。ただ干潮に近く、7mのタモがほぼ垂直状態で四苦八苦して寄せているとタモから50cmくらいのところで逃げられた。どうもやりにくいのでテトラの無い波止先端まで全員で行くことになる。先端にはアジ釣りのおばちゃんが2人。アジを釣る人、アジで釣る人、人様々。大き目の美味しそうな金色に輝くアジがのべ竿の浮子釣り1本針仕掛けで釣れている。名人もここで2度ほどイカが乗ったようだ。私にも一度ジャジャーッと乗ったがすぐに離してしまった。アジも残り少なくなって私は納竿。おばちゃんのアジ釣りが、これまた微妙な釣りで、並んで釣っているもう一人の料金徴収人のおばちゃんの浮子に目をやった隙にさっと合わせるとアジが乗っている。目を隣の浮子に移したと言っても1mほどだが浮子の変化が分からなかった。面白くて見学していたが、おばちゃん達はこのアジ釣りに関してはほとんどプロだった。
最後まで踏ん張っていた名人。こちらの活アジがとうとう無くなって、このおばちゃんが釣った小さめのアジをもらって最後の釣り開始。でも時間だけ過ぎてとうとうギブアップ。帰途に着いたのは結局20:30。やはりヤエンケースを忘れたのがケチの付き始めだったようだ。お腹が空いたが早く帰りたいので紀ノ川SAまで行って夕食とした。私は娘に頼まれていた紀州備長炭洗顔石鹸を3種類、Tomさんも名人も博士も何か買っていた。全員がお土産を買うなんて、これまでほとんど無かったことだ。やはり皆さん年末の一日釣行なので家族に気を使っているようだ。そして紀ノ川SAを出発すると大阪北港あたりまで予報にも無かった結構な雨。超晴れ男の私の気が緩んだ直後に雨とは、やっぱり雨男は君なのだ、名人! 帰宅は23:00。家を出たのが23:30なのでトータル23時間半。時間だけは「よ〜さん釣れました」。
私の車への忘れ物:
1.道正さんの防寒着の黒ズボン
2.名人の生茶(新品だったのでありがたくいただきました)
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